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「家具に突っぱり棒をつけたい!」
「だけどどれが強力で頑丈なのかわからない…」
今回は、家具職人歴15年の私がしっかり解説していきます!
今まで、家具を作ってお客様のところに納品した時に突っ張り棒も一緒につけてほしいという要望がたくさんあり、100件以上は取り付けてきました。
その中でもわかった選ぶポイント、間違いない商品を紹介していきます!
いつくるかわからない地震のためにも「早め」ではなく「今」やるようにしましょう!
強力な突っ張り棒を選ぶポイント
選ぶポイントをまとめてみました。
命を守るために、しっかり知ってから買うようにしましょう。
家具職人の私だからこそわかるポイントも一緒に書いておきます↓
接地面積が広いものを選ぶ
なぜ強いのかというと理由は3つあります↓
・摩擦力が増すから
・荷重を分散するから
・接地面が安定しやすいから
・垂直に立てやすいから
それぞれの理由をまとめてみました↓
摩擦力が増す
接地面が広くなると、滑りにくくなります。
たとえば、タイヤ。車とバイクのタイヤは幅が違いますよね。幅が広い車のタイヤの方が当然すべりにくい。雨の日にカーブを曲がる時にバイクのような幅の狭いタイヤだとすぐに滑りそうですよね。
この原理と同じです。「摩擦力が増す→滑りにくくなる→地震の時に強力に力を発揮してくれる」ということですね
荷重を分散しやすい
分散はかなり重要です。
分散されないとどうなるのかというと、部分的に過度な力が加わってしまうんです。
これはリュックサックと同じ。リュックサックも肩にかける部分のヒモが細いと肩に荷重がかかりやすい。そうなると肩に重さがグッとかかってしまいます。
突っ張り棒も同じです。面積が小さいものを選んでしまうと、家具や天井に負荷がかかりやすくなって天井が外れたり、家具が壊れたりしやすいんです。天井が外れてしまうと突っ張っている意味もなくなります。このことから面積が広いというのは荷重の分散をしてくれるということに大いに役立ってくれているんです。
接地面が安定しやすい
接地面が広いことで、安定しやすいことが挙げられます。
接地面が狭いと安定しにくいのは明らかですよね。なので接地面積が広い方が安定しやすく地震の時に強力な力を発揮してくれやすいです。
垂直に立てやすい
突っ張り棒は強力な力を発揮するために、どの会社も「垂直に立ててください」と書かれています。単純に斜めになると突っ張りとしての力を発揮しないからです。設置面積が広いとスッと立てやすい。垂直に立てやすいことは力を発揮してくれる重要な要素になります。
耐圧力が高いものを選ぶ
耐圧を簡単にいうと、どのくらいの圧力に耐えられるかです
突っ張り棒の場合は耐圧力〇〇kgと書かれていたりします。たとえば200kgと書かれていた場合は、最大200kgの力に耐えられるということです。アマゾンに売られている中では50kg〜200kgの間で突っ張り棒が売られています。できる限り200kgと書かれている突っ張り棒を選んだ方が地震の時に耐えやすいですね。
素材で選ぶ
突っ張り棒の素材は、大きく分けて2種類。鉄かプラスチックかです。
必ず鉄製を選びましょう。なぜかというと鉄の耐圧力はプラスチックの10倍だからです。
アマゾンの商品名のところには、「鉄製」と書かれているものがおすすめ。
プラスチックではありませんがABS樹脂製なら震度7に耐えるものもあります。
プラスチックだと紫外線によるプラスチック劣化もあります。そのことを踏まえると鉄製が一番強力で頑丈な突っ張り棒です。
耐震用を選ぶ
突っ張り棒は、耐震用と衣類がけ用の2種類があります。
必ず耐震用の突っ張り棒を選ぶようにしましょう。
実は、「耐震」「突っ張り棒」「強力」と検索しても家具用の突っ張り棒”以外”の商品が出てきてしまうことがあるんです。衣類がけの突っ張り棒はズレ落ちてしまうことがあるので「強力」と検索してしまうと衣類がけの突っ張り棒も一緒に検索結果に出てしまう。
ちゃんと商品の写真を見ておきましょう。
商品写真に衣類、ハンガーがかけられていれば衣類用です。間違えないように買うようにしてください。
動画で実証実験されているものを選ぶ
突っ張り棒の耐久力、実験動画を載せている商品があります。
アマゾンで商品写真と動画のある突っ張り棒は、より安心ですよね。
震度6の揺れでも倒れなかったという商品もありました。
逆に動画のない商品は本当に安全なのかがわかりずらい…信用しにくい…
できるだけ動画で実証実験がされている商品を選びましょう。
>>検証動画がある突っ張り棒はコチラ
調節グリップがあるものを選ぶ
調節グリップとは、上の写真の赤丸の部分。
突っ張ったあとに、この部分を握って回すことで突っ張り棒が伸び縮みできるんです。
これがあることによって、天井と家具をより強力に固定してくれます。
この調節グリップは時間が経過すると「ゆるむ」ことがあります。
家具職人の私は、お客さんの家具に突っ張り棒をつける時には、調節グリップのところに透明なガムテープを巻き付けます。調節グリップが回ってしまわないようにテープで固定してしまうんです。100%ゆるまないというわけではありませんが、お客さんに何件か確認したところゆるんでいないとのことでした。突っ張り棒を買ったらぜひ試してみてください。
滑り止めクッションがついているものを選ぶ
滑り止めクッションがついていると地震の時に、頑丈に固定されやすく、すべりにくくなります。
地震の時にツルッとすべったら困りますよね…全然ズレる…固定されてないとなります。
商品の中には滑り止めもクッションもついていない突っ張り棒もあるので、ついているものを買いましょう。
「もしついてないものだけど、この突っ張り棒がほしい…」となるのであれば、ホームセンターでシール付きのゴムやクッション材が売っているので買ってきて貼り付けましょう。
簡単に取り付けれる
”簡単に取り付けることができる”は非常に重要です。
なぜかというと、取り付けが難しいと安定した固定ができないからです
商品の中には、特殊な工具が必要だったり、穴を開けて固定しないといけないものがあります。
穴を開けてビスで固定するんですが、実は天井や、壁などは、防火ボードが貼られていてビスが”効かない”ことがあるんです。分かりやすくいうと天井の穴がスカスカ、ガバガバの状態になるんです。
なので「簡単に取り付けれる」「特殊な工具を必要としない」突っ張り棒を選ぶようにしましょう。
接地面の形で選ぶ
接地面の形は、大きく分けると四角と丸の2種類あります。
四角タイプを選ぶようにしましょう。
四角の方がなぜいいのかというと、そもそも円形のものは接地面積が小さい商品が多いから。
四角タイプは面積が広く作られている場合が多く、形は長方形で家具が倒れる方向に長い形につくられています。
これにより家具が倒れてくる方向にガッチリ固定してくれやすいので買うなら四角タイプを選びましょう。
日本のメーカーのものを選ぶ
日本の会社のものを選べばより安心です。
突っ張り棒は、海外のメーカーもたくさんありますが、日本のメーカーの突っ張り棒の方が断然売れています。amazonサイトでは、過去1ヶ月で1000個売り上げている突っ張り棒もあります。
さすがに日本のメーカーも耐久性のない突っ張り棒を作ってしまうと、今の時代炎上しかねません。
なので作りがしっかりしているんです。もちろん100%倒れないとは言い切れませんが、できる限り日本メーカーのものを選ぶようにしましょう。
>>過去1ヶ月で1000個売れた突っ張り棒はコチラ
長さに注意
突っ張り棒を買う時は長さに注意しましょう。
家具と天井の距離と突っ張り棒の限界の長さがちょうどのときは、短い方を選ぶんです。
突っ張り棒は、20〜30cm、30〜40cmとそれぞれ長さが違うタイプで売られています。会社ごとに長さが決められて売られています。
天井と家具との距離が30cmだった場合、買うなら20〜30cmの長さのものを買うようにしてください。
なぜかというと、30cm〜40cmだと入らないかもしれないからです。
「20cm〜30cmって30cmの長さが限界なんだから、突っ張ってくれないんじゃ…」と思う人もいるでしょう。
この場合は、間に板を挟むということをするんです。
たとえばホームセンターで2センチの板を買ってきて、家具と突っ張り棒の間の距離は28cmになります。そうすれば、ちゃんと突っ張ってくれるようになります。
なので、買う場合は長さに注意してください。
現役家具職人が3つに厳選!間違いなかった突っぱり棒はコレ
家具を作って配達した時に私は100件以上取り付けてきました。
その中でも本当に良かったものしか今回は紹介しません。まとめておきました↓
おすすめ1つめ
ひとつ目は平安伸銅工業さんの突っぱり棒。創業70年を超える老舗メーカーの商品。
私が取り付けてきた中でも大半がこの突っ張り棒。
過去1ヶ月で約1000点以上売れていて、星4.3。レビューも6000件越えの商品です。
耐圧力も200キロと最大級の頑丈さ。ちゃんと耐圧試験もしているので安心の商品。
長さも5種類あることで、ひとつのメーカーで、突っ張り棒を統一できるのもポイント。
本当におすすめです!買う時は、長さを選択できるのでそこだけ注意してください!
>>平安伸銅工業の突っぱり棒はこちら!買う時は長さだけ注意!
おすすめ2つめ
ふたつ目も平安伸銅工業さんの突っ張り棒。
ひとつ目との違いは、カラーが2色展開なことくらいです。見た目も少しこちらの方がスッキリしていますかね。耐圧も200キロと頑丈。過去1ヶ月で600点以上売れています。
こちらは、実験で震度6強にも耐えた動画があるので見る価値あります↓
>>おすすめ2つめの突っ張り棒はこちら!買う時は長さだけ注意!
おすすめ3つめ
三つめは、アイリスオーヤマの突っ張り棒。取り付けを依頼されたとき、アイリスオーヤマの突っ張り棒でお願いしますとメーカーで指定されることも、ちょくちょくあります。耐震度7。
長さも6タイプあるので選びやすい。固定力が高い、ポール2本タイプもあります。
買う時の注意点は、2本×1セットと2本×2セットがあるので注意です。
まとめ
今回は、強力、頑丈な突っ張り棒を紹介してきました。
100本以上取り付けてきた中でわかったことは、お客さんが皆さん地震に対しての対策が早いことです。
本棚などを頼まれた時は、突っ張り棒をつけることを前提に頼まれる人も多い。
皆さんも早く突っ張り棒を取り付けてビクビクせずに済む生活を送りましょう!