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「丸鋸が欲しい!」
「コードレスタイプがいいんだけど、どれがいいの?」
今回は現役家具職人が解説します♪職人歴は15年目に入りました。
コードレスタイプの電動丸鋸は種類が多くどれを選んでいいかわからない人も多いはず…
DIYの人もいれば、家具職人、大工さんなどパターンも違ってきます。
今回はどんな人でもわかるように、
選ぶポイントと本当におすすめする丸鋸を厳選しました!
DIYなら作業効率もアップして、カットが楽に!カット面も超まっすぐに切れますよ!
仕事で使う人は、作業効率がアップするだけでなく、先輩に怒られないためのちょっとした情報も載せたので参考にしてください!キレられるとめんどいですもんね…
それではスタート!
刃の直径
電動丸鋸を選ぶときのポイントとして刃の直径が何mmを選ぶべきか解説します♪
主に刃の直径は125mm、147mm、165mm、190mmがある
結論を言うと、
DIYなら147mm以上を選ぶ
家具職人や大工さんは165mm以上を選ぶようにびましょう。
なぜかと言うとカットできる板の厚みがあるからです↓
刃の直径でカットできる板の厚みは上の表の通り。
なぜDIYなら直径147mm以上の刃を選んでおけばいいのかというと、
ホームセンターで買う板の厚みが45mm以下だからです
DIYで人気のSPF材は2×4サイズは厚みが38mm。これさえカットできれば大体の板はカットできます。
もちろんガッツリ家をリフォームする、柱とかもカットするという人は大きい直径の丸鋸を選んでももちろんOK。ですが大半のDIYの人はリフォームする人もなかなかいないはず。
DIYであれば刃の直径が147mm以上の電動丸鋸を選んで大丈夫です♪
なぜ家具職人、大工さんが165mm以上の刃を選んでおけばいいのかというと、
刃をかなり出さないといけない時があるからです。刃をかなり出さないといけない場面は2つ。
・斜めカットする時(2×4の材料だと厚みが38ミリになるので斜め45度でカットするときは、53mm以上刃を出さないといけません。そうなると147mmの丸鋸だとカットできない。165mm以上の丸鋸なら55mm以上は刃を出せるので斜めカットすることができます。だから165mmか190mmの丸鋸を選ぶべきですね)
・材料を何枚も重ねて一気にカットする時(ベニヤ板など薄い板や、タイガーボードなどの不燃材をカットするときは板が薄いため何枚も重ねてカットする時があります。その時に刃をより深く出せる丸鋸の方が枚数を多く一気にカットできる だから165、190mmの丸のこの方がいい)
この2つです。
このように”たま〜に”ではありますがこういった場面があるので、仕事で使う人は、165mm以上の刃の直径のものを選びましょう♪
バッテリー
バッテリー充電式だと”バッテリーの持ち”が気になるところ。途中で充電切れになるとイヤな人もいるはず…
結論を言うと、
・DIYならバッテリーの”持ち”はそこまで気にしなくてOK
・仕事で使う人ならV(ボルト数)とアンペア数の高いものを選ぶ、もしくは自分の持っているバッテリーと同じ電動丸鋸を選ぶべきですね
そもそもバッテリーの”持ち”はV(ボルト数)とアンペア数で変わります。
ボルト数は10.7V、14.4V、18V、36V、40Vとあります。ボルト数は数字が大きいほど力が強い。
板をカットする時、単純にボルト数が大きい方がサクサク切れるので消費電力も下がります。
アンペア数は、1.5Ah、2.0Ah、3.0Ah、5.0Ah、6Ahなど色々あります。アンペア数は数字が大きいほど単純に電池が長持ちします。充電の”持ち”なので6Aは3Aの2倍なが持ちすると考えてOK
とはいえ、「どのくらいの量とかカットできるわからない…」と思うはず
メーカーの公式発表で見てみると↓
上の表の見方は、右の方に”C18DBL”と書かれています。これは18Vの丸ノコ。その下に約240本、その左に5.0Ahと書かれています。簡単に言うと↓
”ハイコーキの18Vの電動丸鋸(5.0Ah)はSPF(2×10)を約240本カットできますよ”ということ。
右の方に”C14DBL”と書かれています。これは14.4Vの丸ノコ。これだと↓
”ハイコーキの14.4Vの電動丸鋸(6.0Ah)はSPF(2×10)を約216本カットできますよ”ということです。
DIYだとバッテリーの持ちはそこまで気にしなくてOKと言った理由は、
200本もカットすることもないからです。
DIY用に安めに作られた丸鋸だと”10.7Vで2.0Ah”くらいの丸鋸も多い。
これだと目安ですがSPF(2×10)を約50〜70本くらいカットできる。
SPF(2×10)はサイズが厚さ38mmの幅235mm。235mmの幅を50本カットできれば十分な持ちです。
もし充電が切れても充電すればいいだけ。なのでDIYなら安い電動丸鋸でも十分なカットができることから充電の持ちはそこまで気にしなくてOKということになります。
仕事で使う人は、V(ボルト数)とアンペア数の高いものを選ぶ、もしくは自分の持っているバッテリーと同じ電動丸鋸を選ぶべきと言った理由は、
仕事を早く、手間なく進めるためです。
V(ボルト数)とアンペア数の高いものを選べばもちろん充電の持ちは良くなります。
途中で充電切れになると充電しなくてはいけませんし、そのたび先輩や元請さんに怒られたりするかもしれません。
なので少しでも充電しにいく回数を減らす意味でもV(ボルト数)とアンペア数の高いものを選ぶべきですね。
ただし、「インパクトドライバーのバッテリーを持っている」という人は、自分のバッテリー数のものを選ぶべきです。また新たに違うボルト数のものを買うとなるとお金の無駄にもなりますし、現場に行くなら荷物も増えます…
なので持っているバッテリー数の丸鋸を買ってOKです♪
工具の有名メーカーの丸鋸を買うべし
コードレスの電動丸鋸を買うときは、有名メーカーさんの丸鋸を買いましょう♪
なぜかというと、
他の工具にもバッテリーを使い回せた方がいいからです。
有名メーカーのものを買わないと他の電動工具をいざ買うときに後悔します。
たとえばアイリスオー○マさんだと工具メーカーとしては有名ではありません。
他のインパクドライバーやトリマーなどの電動工具を買うときに、あまり商品のレビューが良くないので買いづらい…なんてことになってしまうんです。
工具メーカーとして有名なのは、makita、ハイコーキ、ブラックアンドデッカー、京セラ(旧リョービ)が有名。
この4社は、他のインパクトドライバーや、トリマー、サンダーなど他の工具もレビューが超高評価のことが多い。他の工具を買うときに評価などに左右されずに済むんです♪
コードレスの工具は、他の工具にもバッテリーが使えることが大きなメリット♪
なので有名メーカーさんの電動丸鋸を買うようにした方が絶対にいいです!
持ち手と刃が近いものを選ぶ
コードレス丸鋸の形として大きく分けると2種類あります。
選ぶときは、持つところと刃が近いものを選ぶようにしましょう。
なぜかというと、ケガをする可能性が低くできるからです。
上の右の画像のような、持ち手と刃物の距離があるものは、力の入れ具合が難しくなります。
どちらのタイプも使ったことはありますが、右の画像のものは、ものすごく安定しづらい…
安定しづらいということは刃が気に食い込んでキックバックを起こす可能性が上がります。
ケガをしてしまうことがあるんです。
電動丸鋸は、刃物が高速で回転するため非常に危ない…
けが防止のためできる限り持ち手と刃物が近い丸鋸を選ぶようにしましょう♪
ネットで買うときの注意点
コードレスタイプの電動丸鋸をネットで買う時の注意点は2つあります↓
・有名メーカーの類似品があるので注意
・バッテリー付きのバッテリー付きじゃない2パターンあり
この2つが注意点。
有名メーカーの類似品があるので注意
有名メーカーの類似品があります。
1番多いのがmakitaの電動丸鋸。makitaといえば”マキタブルー”と呼ばれる緑と青のような色が工具に使われています。
これを海外メーカーがこの色を使って電動丸鋸を販売していることが多いんです…
決して”makita”と工具本体には書かれていませんが、商品名に”makitaバッテリーに互換性がある”と書かれていることがあります。これはmakitaのバッテリーが使えるだけ。決してmakitaの電動丸鋸ではないんです。なので類似品じゃないことをしっかり確認してから買うようにしましょう。
バッテリー付きのバッテリー付きじゃない2パターンあり
コードレスの電動丸鋸はバッテリー”付き”か”付きじゃない(本体のみ)”の2パターンあります。
買うときは、バッテリー付きかどうか確認してから買うようにしましょう。
家具工場で働いていると、たまーーーに後輩が間違えて本体のみで買ってバッテリーを後で別で買っていたりします。
「これ安いじゃん!」と考えず買ってしまうと、実はバッテリー付きの別の方が安かった…なんてことにもなります…
バッテリー付きかどうかは商品名や説明欄を見ればわかります。
「本体のみ」とか「バッテリー、充電器は別売」と書かれていることが多いので必ず確認してからクリックしましょう♪
DIYにオススメ1つ目;HiKOKI(ハイコーキ) 18V 165mmFC1806DA(BG)
おすすめポイント
・安い
・バッテリーを他の工具に使いまわせる種類がなんと80種類
・バッテリー付きと本体のみの2択から選択可能
DIYならコレ一択と言ってもいいくらいのコードレス電動丸鋸♪
バッテリー付き、充電器、ケース付きで約23000円(2024年5月現在)ならかなり安い。
有名メーカーのハイコーキなので、安心♪他の工具も評価が高いのでバッテリーの使い回しができるのもグッドポイント♪
DIYにオススメ2つ目;京セラ(Kyocera) 125mm
おすすめポイント
・安い
・10.8Vか18Vから選択可能
DIY向けとしては、こちらもかなり安い♪バッテリー付き、充電器つきで有名メーカーの京セラになります♪
10.8Vか18Vから選択可能ですが、本体が青色のものはコードレスではないので注意しましょう!
バッテリーを他の工具に使い回しはできますが、インパクトドライバーはそこまで人気ではないです。
他の工具のトリマーも京セラはコードレスタイプを販売していないので、バッテリーの使い回しを考えるなら京セラの電動丸鋸はおすすめしないですかね…
ただし安い…安いんすよねこれ…評価も⭐️4.1あるのでいい商品であることに間違いありません。
DIYにオススメ3つ目;ブラックアンドデッカー18V BDCCS18B
おすすめポイント
・安い
・他の工具へのバッテリー使い回しがダントツに多い
こちらもDIYにおすすめなブラックアンドデッカー社のコードレス電動丸鋸
アメリカのメーカーで、日本のホームセンターでも特設コーナーを設けられるほどの人気商品♪
DIYにおすすめな大きな理由は、他の工具にバッテリーの使い回しができる種類の多さ!
DIYとしての工具だけでなく園芸用のトリマーなどにバッテリーを使いまわせるのがブラックアンドデッカーの大きな強みです♪
すでにブラックアンドデッカーのインパクトドライバーやサンダーを持っている人におすすめな電動丸鋸ですね♪
プロにオススメ1つ目;HiKOKI(ハイコーキ)
おすすめポイント
・キックバック軽減システムあり
・プロモデルならではの騒音軽減システム
・工具メーカーとしての70年の信頼
・集塵機接続可能
プロモデルとしてはハイコーキかmakitaの2択。そのうちのひとつで最近の注目であるハイコーキ。
プロモデルならではの細かい気遣いが見られる逸品。
職人ならインパクトドライバーをハイコーキのものを持っているのであれば間違いなくハイコーキ一択にするべきですね♪
プロにオススメ2つ目;マキタ
おすすめポイント
・工具No1メーカーmakita
・ボルト数によって様々な種類があり自分に合った丸鋸を選びやすい
ボルト数によって性能の違いは出てくるものの、細かいところに手が届くのはさすがmakita社。
全てのモデルについているわけではありませんが、集塵機との無線接続があったり、キックバック防止で急激な減速を検知してストップする機能など職人の気になっていることを実現してくれるのがmakitaですね♪
仕事でインパクトドライバーを持っている人は、バッテリー数で選べばOK!