【耐震】突っ張り棒は冷蔵庫にNG!?代案はある?100件以上取り付けてきた家具職人が解説!

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「耐震対策を冷蔵庫に!」
「冷蔵庫に突っ張り棒をつけよう!」
と思っている人はちょっと待ってください!

実は冷蔵庫に突っ張り棒はNGなんです!
冷蔵庫が壊れる可能性があるので、本当にやめておきましょう!

私は家具職人で、突っ張り棒を100件以上取り付けてきましたが「冷蔵庫にもつけて欲しい」というお客さんには必ずお断りしています…

なぜNGなのか、代案を解説します!

冷蔵庫に突っ張り棒はNGな理由

冷蔵庫の上部に放熱板があるから
突っ張り棒によって放熱板を圧迫してしまうことになります。放熱板とは、冷蔵庫の熱を逃す板のこと。クーラーも部屋を冷やすときに、室外機から熱を放出しますよね。あれと同じと考えても大丈夫。熱を逃す部分が冷蔵庫の上にあるんです。この板を破損させてしまうことがある
(豆知識;むかしの放熱板の位置は、冷蔵庫の背中側にありました。しかしそれだと放熱スペースが必要になるため、壁と冷蔵庫に隙間をあけないといけなかった。そこで、放熱板を冷蔵庫の上部に配置することで冷蔵庫と壁をピッタリくっつけることができた。だから放熱板は冷蔵庫の上部にある)

冷蔵庫の上に基盤があるかもしれないから
放熱板の他にもコンピューターの基盤がある可能性もあります。
地震のときに、突っ張り棒が基盤を押して圧迫してしまうかもしれない。放熱板と同じで基盤を破損してしまう可能性があるからですね。

突っ張り棒の劣化の可能性
冷蔵庫の上部は放熱板によって常に50〜60度近くになる可能性があるんです。突っ張り棒は、台座部分はABS樹脂というプラスチックでできています。溶けることはまずないですが、劣化につながる可能性があります。冷蔵庫だけでなく突っ張り棒自体にもよくないんです。

レビューコメントに注意

多くの突っ張り棒のレビューコメントに「冷蔵庫につけたらビクともしませんでした!」というコメントがあります。
ですが、ちゃんと家具”の耐震と書かれていて、冷蔵庫に対応とは書かれてはいません
もし冷蔵庫や家電製品が壊れてしまうと責任が取れないからですね…
突っ張り棒のメーカに問い合わせてみたところ「発熱する器具、冷蔵庫、電子レンジには故障の原因になるためご使用できません」とのことでした。

そもそも冷蔵庫上部の放熱板を圧迫してしまうことがあるので、レビューに書かれていても信用しないようにしましょう。

代案:冷蔵庫ならベルトタイプがおすすめ!

突っ張り棒の代案は、ベルトタイプがおすすめです!
検索するなら「転倒防止ストッパー」「冷蔵庫」リンク先はこちら
「こんなので大丈夫かな…」と思う人も多いとは思いますが、耐震力もちゃんとありますし、動画で実証試験していたり、震度7実証実験をクリアしている商品もあるんです!
突っ張り棒と比べながらメリットをまとめておきました↓

冷蔵庫にやさしい

突っ張り棒のように圧力をかけないため、冷蔵庫の基盤や放熱板を傷つける心配がありません
震度4くらいの地震でも、冷蔵庫は揺れます。そうなると、常に突っ張っているので震度4くらいでも負荷がかかってしまうことになるんです。
ベルトタイプはピタッとつけるだけで、圧力はかかっていない状態。地震があったときに冷蔵庫自体に負荷をかけないので冷蔵庫に優しい。「冷蔵庫が震度4で壊れた…」なんてことにならないことは大きなメリットですよね♪

耐震性も十分

耐震性は、突っ張り棒よりも劣ります。ですが!十分な耐震性はあるんです!
amazonサイトで突っ張り棒の耐圧力最大値は200kg。それに対してベルトタイプは160kgです。
「40kgも差があるのかー…」と思うかもしれませんが、冷蔵庫自体は100キロもありません。

それに突っ張り棒と違い、多くつけることができるので、耐震力は突っ張り棒以上にすることも可能です♪

見た目もスッキリ

突っ張り棒はもろに見えてしまうのが欠点…
ベルトタイプならほぼ見えることがないので見た目をスッキリさせることができるんです。

突っ張り棒だと耐震力が不安で何個もつけるとなると、見た目がはっきり言って良くない…
ベルトタイプだと冷蔵庫の後ろに多くつけても目立ちません。耐久力もアップするので一石二鳥ですね♪

取り付けも簡単

ベルトタイプは、取り付けも簡単
ぱっと見だとベルトタイプは、壁に穴を開けて固定しないといけないように見えますが、そうではありません。
粘着テープで壁に貼り付けるだけなんです。「えーそんなの大丈夫なの?」と思われるかもしれませんが、震度6強にも耐えると実証してる商品もあり、強度的には問題ないんです。

ベルトといってもゴム製のベルトなので、ショックを吸収しつつ、伸び縮みすることで震度6強にも耐えれることを実現しています

突っ張り棒と同様に、冷蔵庫を動かすことなく取り付けでき、電動ドライバーなどの工具も必要なし
突っ張り棒は、買ってから組み立てしないといけないこともあるので、ベルトタイプの方が取り付けが簡単です♪

耐震力をアップしやすい

ベルトタイプは、2個以上つけて耐震力をアップさせやすい
なぜかというと、突っ張り棒だと本数を増やすと放熱板を余計に塞いでしまうからです。

ベルトタイプだと耐震力に不安があるという人は、個数を増やせばいいだけ。
ですが突っ張り棒だと、本数を増やすと、冷蔵庫の上部の放熱しなくてはいけない部分を余計に覆ってしまいます。
ベルトタイプは取り付ける面積自体、小さいので放熱板を覆う面積が元々ちいさい。
なので2個以上取り付けて耐震力をアップさせやすい。

収納スペースが確保できる

突っ張り棒だと、冷蔵庫の上の収納スペースがなくなってしまう…
ベルトタイプだと冷蔵庫の後ろに取り付けるだけなので、収納スペースをなくしてしまうことがないんです。

放熱板があるので冷蔵庫の上30cmはものを置いてはいけないんですが、30cmより上は収納スペースを設けても大丈夫♪突っ張り棒だと完全に消えてしまうスペースが、ベルトタイプだと収納スペースとして確保できるのは大きなメリットですよね。

天井を突き破ることがない

突っ張り棒だと、天井を突き破ってしまう場合があります
そもそも天井は、ハリボテのことが多く、梁などを通してそこに薄い板を貼っていることが多い。
そこに突っ張ってしまうと、地震が起きたときに薄い板を突き破ってしまうことがあるんです。

ベルトタイプなら天井を突き破る心配は必要ありません

おすすめベルトタイプ

おすすめのベルトタイプを3つに厳選して紹介していきます!
買う時の注意点としては、粘着タイプなので、ちゃんと貼ることができるかだけ確認しておきましょう!

キングジム転倒防止ストッパー

⭐️おすすめポイント⭐️
160kgタイプと300kgに耐える2種類あり
・ゴム製ベルトでショック吸収、伸び縮み
・検証動画あり♪(粘着シールって大丈夫なの?という人は安心できる)
過去1ヶ月で400個売れてる!
・震度6強
・工具不要

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キングジム(Kingjim)
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サンワダイレクト転倒防止ストッパー

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・ゴム製ベルトでショック吸収、伸び縮み
・600L冷蔵庫まで対応
・震度6強
・工具不要
安心のMade In Japan(中国生産じゃない)

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不二ラテックス転倒防止ストッパー

⭐️おすすめポイント⭐️
・150kg対応
・ゴム製ベルトでショック吸収、伸び縮み
・過去1ヶ月で100個売れてる!
震度7相当の実証実験をクリア
・工具不要

>>震度7クリアのストッパーはこちら!

まとめ

突っ張り棒の方が物理的に大丈夫そうなイメージはありますが、冷蔵庫にはNG…
自己責任でやるのはいいとは思いますが、冷蔵が壊れるとなると大きな出費になります。
できる限りベルトタイプで冷蔵庫の耐震対策をするようにしましょう!

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